今いる会社で新卒2年半の時にリーダーを任されました。メンバーは5人で自社で運営しているサービスの運用保守や新規機能開発を行なっていました。そこで、よくわからないなりに考えながらやってきたことをまとめたいと思います。新卒で入社して数年でリーダーになる人の参考になればと思います。
まずはじめにしたこと
リーダーとしての仕事はメンバーがエンジニアとしてしっかりと成長していくことをサポートすることだと思います。そのため、まずはメンバーと話すことからはじめました。メンバーがどんなエンジニアになりたくて、今どんなことを課題だと思っているのかを、メンバーに話してもらい、その後こちらがなってほしいエンジニア像や課題を話してお互いの認識をすり合わせていきました。
ここでしっかりとすり合わせていたことで、お互いが目指しているところにずれがなく、メンバーの成長にコミットできました。
それぞれの課題と目標の設定
メンバーの目標がわかったら、次はどのようにして達成できるかをお互いに考えます。
ここでは、何が足りていないのかをお互いに考えてきました。そして、お互いに共有し、今何が課題になっているのかを確認します。自分で考える課題と、周りから客観的にみられている課題を認識することで、本当の課題が見えてくると思います。
メンバーが考えた課題だと、細かいことに目がいきがちですし、客観的にみた課題だと、大きな課題に目がいきがちかなと思っています。それをお互いが補完しあい、現状の課題がしっかりと見えてきました。
課題が見つかったら今やるべきことを定めていきます。
課題からどのようにそこを解決していくのかを考えます。ここでもお互いに解決策を持ち寄って考えました。そして頑張れば実現できそうなところでやるべきことを決めていきます。
基本的にここではメンバーが考えてきたアクションをメインに定めていきました。メンバーの納得感がないと、手が動かずに目標の達成が困難になると考えたからです。
毎週メンバーと話す時間を作る
目標とやることが決まったあとは毎週時間を作ってメンバーと話しました。ここでは、業務内での悩みや、アドバイスはもちろん、目標に対して何ができているのか、進んでいないならなぜ進んでいないのかを話しました。
業務内の話は、できていないところはできていないでしっかりとFBした上で、どうしていくのかをメンバーに考えてもらいます。
目標に対しての動きでは、進捗の確認をしていました。進捗が悪かった場合には、どうすれば良いのかのアドバイスをしていました。
目標は長期の目標から逆算して考える
目標を決めていく時に大事にしていたことがあります。まずはどんなエンジニアになりたいのかから逆算して、今やるべきことを決めていくということです。
エンジニアで入ってきたメンバーの1年後の目標はシステムを1人で構築できるようになる。かもしれませんが10年後はきっとそれぞれ違います。設計がやりたい人、プログラムのスペシャリストになる、複数の言語を自由自在に扱えるエンジニアになる。などバラバラです。
そこをしっかりと認識した上で、直近の半年で何をすべきなのかをしっかりと考えていくことが大事なのではないかと思います。そして、長期の目標をしっかりと認識して、メンバーと一緒に走っていくのがリーダーとして一番大事なことなのかなと思いました。